QOL調査の中間報告

集積期間および集積症例数;特定研究20、21の中間報告参照

中間報告書提出:2000.11

結果;

  • 術後12ヵ月以内の無再発生存例を対象とし、栗原のQOL調査様式の活動性・身体状況・精神心理状況・社会性について分散分析で解析を行い、「カテゴリーごとの”評価ー時間”の図示」により視覚的に次のように評価した。
    • (1)特定研究20のまとめ:術後3ヵ月以内の活動性はⅠ群はS群よりも有意に低いが、身体状況、精神心理状況はS群と大差ない。6ヵ月以降はⅠ群の活動性、身体状況ともにほぼ正常に復する。社会性は3ヵ月目でⅠ群はS群よりも有意に低く、Ⅰ群の強化療法のQOLに及ぼす影響は、投薬中の活動性、社会性の低下として示された。
    • (2)特定研究21のまとめ:各カテゴリーともに1年目の全経過を通じてA群はB群よりも低かったが、特に社会性においてその差は明らかであった。

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