タイトル;中等度進行胃がんに対する術後UFT投与の意義に関する研究
集積期間;1993.11~1996.3
集積症例数;435症例
解析対象症例数;435症例
中間報告書提出:1999.3
治療スケジュール;
- 中等度進行胃癌に対するUFT療法の効果をみた。
- 維持化学療法群(A群)
- 維持療法なし群(B群)
結果;
- 1998年5月現在(集積終了時より約2ヵ年)における中間解析の結果は次のようであった。
- 本研究において設定されたUFTの用法・用量(3~4cap/day)では生存率、無再発生存率ともに、群間差は認められなかった。UFT 3~4cap/dayでは有効組織濃度に達しないという文献もあり、癌の進行程度や副作用の点から用量幅(6~3cap/day)の下限でも許容できるのではないかとの考えは排すべきであり、有効組織濃度が確保される 6cap/dayを用いるべきと考察された。このことは特定研究10の結果によっても裏書されている。
特定研究20、21中間報告追補