JFMC16-9001 (特定研究16)

タイトル;胃がん術後補助化学療法における制癌剤感受性試験の有用性に関する研究

その1 Simulation testによるSDI test精度管理に関する研究

  • 研究期間;1990.2~1993.9
  • 研究方法;国内に15センターを配置し、(財)実験動物中央研究所から継代ヒト癌移植ヌードマウスを3週ごとに配送して、SDIテストの結果の斉一性を施設内および施設間のばらつきに関してチェックを行った。
  • 結果;15センター中、4センターのデータは斉一性に欠けると判定し、これを除く11センターをもって、臨床試験を行うこととした。

その2 SDI testの臨床例における有用性に関する研究

  • 研究期間;1990.2~1993.9
  • 集積症例数;411症例
  • 解析症例数;333症例 (精度不合格4センターと投薬量が10%未満を除く)
  • 報告書提出;1997.10
  • テストスケジュール;
    • T16.3
    • T16.2
  • 結果;
    • 胃癌治癒切除のC群(CDDP投与)において、感受性テスト(Inhibition Index)と生存率との間に有意の相関が見られた。A、B群においては有意の関係は見出せなかったが、これには培養条件の不適正も関与しているものと思われた。