タイトル;胃がん術後補助化学療法の強度に関する研究
集積期間;1987.10~1990.9
集積症例数;1,410症例
解析対象症例数;1,410症例
報告書提出:1997.12
治療スケジュール;
結果;
- 5年生存率においてA群はB群よりもoverallで高い傾向を示した(有意差なし)。後層別の(n+、ps-)群ではA群はB群よりも有意に高く、このことは再発のみをeventとしたときの無再発率においても認められた。要するに胃癌の術後補助化学療法としてUFTを用いる場合には高用量が望ましいと考えられた。
有害事象の頻度はA群はB群よりも高かった。このことは特定研究6の結果と照合したときに、日本医薬品集記載のUFTの用量幅、3cap~6cap/dayの臨床的意味を示すもので、副作用を考慮してもUFTは高用量を用いるのが望ましいとの示唆が得られた。