タイトル;胃がんの肝転移に対する治療法の確立に関する研究
集積期間;1987.10~1989.9
集積症例数;81症例
解析対象症例数;72症例
報告書提出:1997.12
治療スケジュール;
- 術中にカテーテルを肝動脈に留置し、肝動注を次の方法により行った。
- 第1法:MMC、ADM、5-FUの3者併用
- 第2法:MMC、5-FU
- 第3法:ADM、5-FU
- 第1~3法にそれぞれ Lipiodol を付加したものを第4、5、6法とした。
結果;
- 治療奏効率(CR+PR/評価可能例)は第1法31.3%、第2法21.1%、第4法22.2%、第5法33.3%であり、第1法から2例(82月、96月)、第4法から2例(117月、115月)の現在生存中の長期生存例を得た。
MMC、ADM、5-FUの3者併用を第1選択とする現行の肝動注療法の基礎を作った研究と考える。