JFMC08-8701 (特定研究8)

タイトル;胃がん腹膜播種例に対するOK-432投与の有用性に関する研究

集積期間;1987.10~1989.9

集積症例数;109症例

解析症例数;109症例

報告書提出:1994.1

治療スケジュール;

  • A群
    • T8.h5
  • B群
    • T8.h7

結果;

  • 腹膜播種を伴う胃がん術後患者に対する抗がん剤(MMC、UFT)と免疫賦活剤(OK‐432)の複合免疫化学療法の術後生存余命に対する効果について、抗がん剤のみの化学療法群を対照とした無作為化比較対照臨床試験によって検討した。
    • 1)上記の化学治療法にOK-432の併用は生存余命の有意な延長を認めない。
    • 2)上記の化学治療法にOK-432の併用は薬物による副作用の有意な増加を認めない。

    今後の研究には投与のプロトコールのさらなる吟味、あるいは適切な宿主要因によるスクリーニングなどの検討も必要かと考察された。