データベース事業説明

当財団では、主に胃癌や大腸癌、その他乳癌や肺癌に関する多くの大規模臨床試験を実施してきており、全国約600施設以上の施設で、延べ37,000例以上の臨床研究を実施してきました。これら蓄積された臨床データの中から、手始めに大腸癌術後補助化学療法に関する臨床試験で収集した約1万例のデータベース(以下DB)を構築いたしました。このDBは、複数の補助化学療法の臨床データを集約・解析することにより、有効性、安全性の面から新たな知見を得、今後の大腸がん治療に生かすことを目的としています。

財団とその関係医師のみならず、広く一般に利用可能な臨床試験情報のDBとして発展させていく予定です。本DB構築に際しては皆様からのご賛同ご支援を頂いただけではなく、その有用性が厚生労働省に認められ、平成30年度 の「臨床効果データベース整備事業」として採択され、補助金を得ております。