(公財)がん集学的治療研究財団 メールマガジン「JFMCからのメッセージ」 vol.29
 

5月21日に本財団会長の北島政樹先生が逝去されました
北島政樹先生
 当財団会長の北島政樹先生が、令和元年5月21日にご逝去されました。77歳でした。
 北島先生は、1966年(昭和41年)に慶應義塾大学医学部をご卒業。足利赤十字病院外科部長、杏林大学第一外科教授を務められた後、1991年(平成3年)に慶應義塾大学外科学教室教授に就任され、以後、慶應義塾大学病院長、慶應義塾大学医学部長の要職を歴任。
 2007年(平成19年)には国際医療福祉大学副学長と国際医療福祉大学三田病院院長に合わせて就任され、以後、国際医療福祉大学学長、名誉学長、副理事長を務められました。
 国内外の学会および関連団体でのご活躍は枚挙にいとまがなく、わが国の外科学の発展に貢献され、多大な功績を築かれたことは皆様ご存知のとおりです。

 北島先生は1993年(平成5年)に当財団理事、2002年(平成14年)に常任理事に就任され、2017年(平成29年)に会長に就任されました。就任のご挨拶では「財団の一人ひとりが、過去の実績にとらわれることなく、現実と未来を見据える」ことの重要性を訴え、財団の財産である全国的な研究組織のネットワークおよびがん臨床研究領域で築いてきたデータを活かした新規事業への取り組みに大いに意欲を燃やしておられました。
 逝去されるまで、臨床試験における実務的な事柄に加えて、公益財団法人としてのガバナンスのあり方についても数々ご提言され、リーダーシップを発揮されてこられました。常に「個人の力量にはおのずと限界がある。だからこそ他社との協調(和; harmony)と、その広がりである輪(network)が大切」と説いてこられた会長のご指導のもと、当財団は日本のがん治療の発展に尽力してきました。

 それだけに突然のご訃報に当初、当財団一同ただただ茫然とするばかりでしたが、現在は北島会長のご遺志をしっかり受け継ぎ、当財団と日本のがん治療の益々の発展に力を尽くす所存でございます。

 今日まで賜りました北島先生からの懇切なご指導と、多大なるご貢献に深甚なる感謝の心を込めて、謹んで哀悼の意を表します。

                        2019年6月21日
                        公益財団法人がん集学的治療研究財団


第20回理事会を開催しました
会場風景1
2019年5月20日(月)に当財団の第20回理事会が開催されました。
本理事会では下記の審議事項及び報告が行われました。

審議事項
第一号議案:2018年度事業報告並びに決算について
第二号議案:新規委員会設置及び各種委員会の検討について
第三号議案:第4期委員会委員の選任について
第四号議案:外部委託契約に関する件
第五号議案:就業規則改定に関する件
第六号議案:評議員会招集の件

報告事項
1. 第1回役員・評議員候補者選考委員会選考結果について
2. JFMCデータベース事業について
3. 医療機器事業について
4. 今後の会議日程について

★過去の理事会議事録についてはこちらからご覧ください

★過去の事業報告についてはこちらからご覧ください

 
第5回 医療機器委員会 を開催しました

JFMC34-0601
「ホルモン陽性StageⅡ,ⅢA,閉経後乳癌に対するエキセメスタン24週間術前治療の有用性の検討(臨床第Ⅱ相試験)」
英文論文を発表しました。(ESMO Open 2019 Feb 27;4(1):e000476)

JFMC37-0801
「StageⅢ(Dukes’C)結腸癌治癒切除例に対する術後補助化学療法としてのカペシタビンの至適投与期間に関するランダム化第Ⅲ相比較臨床試験」
英文論文を発表しました。(British Journal of Cancer 120, 689-696 (2019))

DKT統合解析
「大建中湯の効果と投与条件の探索的研究-3つの臨床試験の統合解析-」
英文論文を発表しました。(Surgery Today. 2019 Feb 25)


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当財団の症例集積状況
 
  JFMC49-1601-C5  症例集積中です!
      食道癌患者へのDCF療法時における成分栄養剤の口腔粘膜炎抑制作用の検討
      -エレンタール©非投与群を対照群としたランダム化第Ⅲ相比較臨床試験(EPOC2 study)-
 
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      ★今まで行われた当財団の臨床試験一覧についてはこちらから(詳細がPDFでご覧いただけます)

 
 
寄付支援のお願い
 
本財団ではQOL(Quality of life)を最優先にした「患者に優しい治療法」を確立するために臨床試験をおこなうことを主な使命とし、今後のがん患者さんの福音のために、その役割を果たしていく所存です。そのためには、皆様からのご支援、ご援助、ご理解が必要であります。
 
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感謝を込めて
 
ご協力を頂きました企業様には、ご支援のお礼を兼ねて各企業様のロゴマークを当財団の季刊誌であります、「がん集学財団ニューズ」や刊行物、ホームページに掲載させて頂き、御社のロゴマークから御社のホームページにリンクを貼らせて頂きます。
ご興味のある企業様はこちらから、下記メールアドレスまでお問い合わせください。          
 
 
お問い合わせ先・その他
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